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高齢者を取り巻く課題は、
「介護レクリエーション」によって解決できます。

超高齢化社会を迎える日本では、様々な課題が浮き彫りになってきました。
特に要介護度の高い方や重度の認知症高齢者を受け入れる介護現場は、スタッフにとっても非常に厳しい状況となっています。近年、業界全体が「認知症予防」に力を入れはじめ、介護生活へ突入しなくてもよい様々な取り組みを開始しています。その中で私たちは、高齢化社会を支える仕組みのひとつとして「介護レクリエーション」が大きな役割を担っていると考えています。

例えば60分のレク活動で脳にプラスの負荷をかけたり、いつもと違う活動にチャレンジしたりすることは、認知症予防にとてもいい「介護レクリエーション」です。また、黙々と歩いたり単純な運動を繰り返すよりも、音楽に合わせて脳を刺激しながら楽しさをプラスした方が、長く続けられ機能訓練に効果的です。日常生活では、介護スタッフさんが毎朝窓を開け「冷たい空気が入ってきますよ。今日は空気が澄んでいて気持ちいいですね」とかける言葉で高齢者が笑顔になれば、それはもう立派な「介護レクリエーション」です。

こういった日常にある「介護レク」を利用することで健康寿命を引き延ばすことができます。介護レクリエーションの可能性は無限大で、介護現場において必要とされるマインドがここにあります。レクリエーションは、単なるお遊びや暇つぶしのためにあるのではありません。高齢者の心を満たし、笑顔や元気を取り戻すことができるのが介護レクリエーションの力です。それを支援することができる現場スタッフの方々へ向けて「高齢者主体の介護レクリエーション」に関する情報をお届けし、たくさんの方々に知っていただくために創刊いたしました。

「介護レク広場.book」を通じて、高齢者と介護に関わるすべての人が、いきいきと心豊かな日々を過ごせるように「介護レクリエーション」の可能性をこれからも継続して伝えていきたいと思います。

編集長玉城梨恵