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コラボ企画
大阪デザイナー専門学校 × 介護レク広場

専門学生とのコラボから生まれた介護レクのための塗り絵イラスト。

テキストはダミーです。介護レク広場では、高齢の利用者さんが関心を持ちやすい絵のテーマを決めて、
学生さん達に塗り絵用イラストを提供していただいています。
他ではみられない、若々しいセンスあふれるイラストは、介護レクリエーションの世界に新風を巻き起こしてくれることでしょう。
介護レク広場はこれからも、学生さんと利用者さんの双方に喜ばれるコラボレーションを企画していきたいと考えています。

参加した学生さん達に感想を聴いてみました。参加学生インタビュー
  • 井口 舞子 さん
    イラストレーション学科 2年
    井口 舞子 さん
    自分がこんな風に描きたいというよりは、
    相手の事を考えて描くようになりました。
    小さい頃からおばあちゃん子だったので、一緒に人形を作ったり、歌を歌ったり…いろんなことをして遊びました。今も二世帯住宅で一緒に住んでいるので、よくおしゃべりしたり買い物を手伝ってあげたりするんですよ。とにかくいろんなイラストを描きたい!という思いでこの塗り絵イラストの企画に挑戦したのですが、自分がこんな風に描きたいというよりは、相手の事を考えて描くようになりました。デフォルメされた簡単なイラストも塗りやすくていいけれど、今は大人塗り絵みたいなリアルなものも人気があるので、そうった塗り絵をやりたい人もいるんじゃないかと思って提案してみたり…。今回使用した色鉛筆は今まであまり使ったことがなかったけれど、思った以上に質感や立体感が出せたのでとても楽しかったです。そんな発見があったのも嬉しいですね。 今後も高齢の方が元気になってもらえるようなイラストをどんどん描いていきたいなと思いました。そのためにも幅広くいろんなイラストが描けるようになりたい、という想いがより強くなりました。相手の事を考えて描くということの大切さが、改めてわかった気がします。
  • 伊奈 一輝 さん
    イラストレーション学科 2年
    伊奈 一輝 さん
    新しい塗り方の発見があったり、イラストに対する視野が広がりました。
    おじいちゃんが魚の仕入れ・加工業をしていたので、商品を並べたりパック詰めしたり、よく手伝いました。おじいちゃんの友達もよく買いに来てくれたので、高齢者の方に接する機会はわりと多かったですね。この塗り絵イラストに挑戦したのは、日常で高齢者のためにイラストを描くという機会はなかなかないので、普段できないことができるチャンスだと思ったからです。いろんなジャンルのイラストや、今まであまり使ったことのない画材を使って描けるきっかけができたのがすごく嬉しいです。新しい塗り方の発見があったり、イラストに対する視野が広がりました。また、高齢の方だからこそ抽象的な表現方法より、誰が見ても何かわかるように「きちんと描く」ということが大切だということにも気づきました。おじいちゃんの手伝いをしていたこともあって高齢者は助けてあげる、手伝ってあげるものだという想いは前々からあったのですが、塗り絵イラストという実際に手を付けてもらうものを手がけることで、その想いがさらに強くなりました。イラストを通して高齢者の方が喜んでもらえる手助けができるんだな、と感じています。
  • 亀井 透 さん
    イラストレーション学科 2年
    亀井 透 さん
    「高齢者の方が見やすいイラストはどんなものか」を考えるようになりました。
    家が建築関係の仕事をやっていたので、よくおじいちゃんと一緒に模型などを作ったりしていましたが、「高齢者の方のために何かを作る」というのは、この塗り絵イラストが初めてでした。学校の課題以外にイラストを描けるせっかくのチャンスだから、何でもやってみよう!と思い、挑戦しました。この企画を通して、「高齢者の方が見やすいイラストはどんなものか」を考えるようになりました。なるべくぼやかさず色をはっきりつけたり…。使用した画材は色鉛筆で、今まであまり使った事がなかったんですが、描いていてすごく楽しかったです。塗り方の新しい発見もあり、表現の幅が広がりましたね。今後どんどん使ってみようと思います。 アルバイトで接客業をしているんですが、わりと高齢のお客さんも多いんです。聞きやすいように声のトーンを高くしたり、ゆっくり話したりするなどは今まで無意識にやっていたんですが、この塗り絵イラストを描くようになって、「もっとこうした方が喜んでもらえるかな」など今まで以上により強く意識するようになりました。きっと、イラストもアルバイトも「高齢の方の立場になって考える」ということが共通しているからなんだと思います。
  • 宮崎 紫帆 さん
    イラストレーション学科 2年
    宮崎 紫帆 さん
    見やすさや塗りやすさはきちんと考えるという部分は意識が変わったと思います。
    あまり記憶はないのですが、幼稚園の頃は近所の介護施設に訪問して歌を歌ったりしていました。あとはおばあちゃんの家が近かったので、よく遊びに行ったり一緒に寒天ゼリーを作ったりと、高齢者の方と接する機会は多かったと思います。学生のうちに、いろんなイラストにチャレンジしたいと思ってこの企画に挑戦しました。イラストを描く時は、いつも自分自身が楽しんで描くことを大切にしています。その想いが、高齢者の方にも伝わるんじゃないかなと思っています。でも、単に楽しいだけでなく、色の塗り方は気をつけるようになりました。全部陰影をつけたりしてテクニックに走ってしまうと、「こんな風に塗らないといけない」とプレッシャーに感じちゃうんじゃないかと思って…。やっぱり楽しんでこの塗り絵をやってもらいたい、という気持ちが一番大きいので、見やすさや塗りやすさはきちんと考えるという部分は意識が変わったと思います。 今、高齢の方と直接関わるのはアルバイト先です。接客業をしていますが、注文方法はタッチパネル式で高齢のお客さんは操作が難しそうなので口頭で聞いてあげたり、冷暖房の温度設定等この企画を通して細かな事まで考えるようになりました。イラストもアルバイトも「どうしたら喜んでもらえるか」を考えることが大切なんですね。

先生からのメッセージ

福永 紀昭 先生
学校法人 大阪デザイナー専門学校
学務部課長
福永 紀昭 先生
利用目的を考えて制作できる
貴重な機会をいただいています。
絵を描く面白さ、楽しさは自分のイメージを見えるカタチにし、自分以外の人達と感性や情報を共有していける所にあります。介護レク広場のための塗り絵イラストは毎回制作テーマを変えながら、ここ数年関わらせて頂いています。 通常授業では自分の描くイラストの使用目的、媒体、ターゲットなどを仮定して制作を行うのですが、架空の設定では最終的な完成の段階で相手の顔、考えが解らず迷いも生まれがちです。しかし介護レク広場の場合は制作目的、利用方法が明確で、完成された1枚の絵ではなく高齢者の方が実際に利用する塗り絵の原稿、着色サンプルを制作するところが他の作品と異なる点です。これまでの自分の価値判断だけでなく、塗り絵として使いやすいか、これを利用する高齢者の方はどんな人だろうと想像することなどイラスト表現の一つの側面を体験出来る貴重な機会であると思います。

※インタビューは2014年12月頃のものです。

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