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【特集】3つの生活時間を知ると介護レクが豊かになる!<第3回>

2023.03.27

■「豊かな」社会生活時間

何かしらの役割を提供し、その積み重ねで共同体に所属意識をもっていただく。
これが、社会生活の復元(再現)となります。

高齢になり仕事や子育てから離れると、それまで多く費やしていた社会生活時間が無くなります。つまりそれは、会社や家族といった共同体の一員に属さなくなるということであり、人の役に立ったり必要とされているということを感じることが無くなることと言えます。

この時間を復元できる一つの手段が、介護事業所や施設の利用となります。
しかし、ただ単に居場所や住居としてだけの提供では復元になりません。

高齢者ご本人がこの共同体の一員であると認識し、その中で役割を担ったり、人の役に立っているということを実感してはじめて、豊かな社会生活時間の再現と言えます。

そのためには、介護スタッフさんとの日々の関わりが大切になります。

[Point]

①共同体での居場所と役割を作る

家族のようにコミュニティの一員である雰囲気を作り、日々の生活でその声かけを意識しましょう。

例)○○さんありがとう!○○さんのおかげです。

  ○○さん、手伝っていただけないですか?


②地域との関わりを持つ

社会(人)のために役立っているという気持ちをもっていただく取り組みを考えましょう。

例)地域のイベントに参加する

  学校や保育園などと交流する


③知識欲を掻き立てる

学生のように学問・学業によって自己を高めていく取り組みが大切です。いくつになっても、新しいことを学びたい、知りたいと思う知識欲は健在しています。

■3つの生活時間にレクリエーションを取り入れてみよう!

24時間を3つの生活時間に分類し、それぞれに介護レクリエーションが提供できることをお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか?

3つの生活時間のレクリエーションを積み重ねていくことで、高齢者の生きがいや楽しみを増やし、健康寿命の延伸につなげていくことができますよ。

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