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介護レクで楽しく認知症予防を!<第2回>

2024.02.29

■レクは認知機能の向上につながる

「レクリエーション」には、疲労をいやして元気を取り戻すという意味があります。心身ともに疲労回復効果が期待できるほかに、身体活動により脳血流が増大し、頭を使うゲームによる認知機能への好影響も報告されています。

このように、レクリエーションは認知機能の向上につながりますが、何を心地よいと感じるかは個人差があるので、反応を見ながら適したものを用いることが重要です。
つまり、介護者はできるだけ不安を生じさせないように、これから何をするのかを事前に説明する、肯定的に接するなどのコミュニケーション手段が必要になります。

「これは難しいな」「できないかもしれないな」と思ってしまうと、主体性がなくなり、結果に出づらくなります。
「やだな」「これは覚えられないのではないか」と思ってしまっていたり、「覚えられなかったら恥ずかしいな」と思いながらやらされている気持ちでやるのと、「これなら覚えられる」と思って取り組むのは全然違います。
だからこそ、課題もその人に合った、取り組みやすい課題を選ぶことも必要です。

どんな課題なら「これならできる」と思ってくれるかな、楽しみながらやってもらえるかな、ということを絶えず心がけてください。


■介護者も楽しむことが大切

提供する側が四苦八苦しなければならないことって、長続きしないと思います。
提供する側も簡単に楽しくできて、提案される側も楽しいという、相互にとって良いコミュニケーションツールになるものを探されるといいと思います。

私たちも楽しんでやっているので!というのが大切です。修行になってしまうと、そもそも継続できませんから。
大変だと思いますが、自分たちも楽しむ気持ちを忘れずに取り組んでください。


■認知症高齢者へのレクリエーション・ポイントまとめ

・これから何をするのかを事前に説明する。
・その人に合った、取り組みやすい課題を選ぶ。
・楽しみながらやってもらえるかどうかということを、絶えず心がける。
・提供する側も簡単に楽しく出来て、提供される側も楽しいというツールを探す。

 


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