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2025.05.30
介護レクリエーションを企画し実践していくうえで、考えなければいけない視点のひとつに「自立支援」があります。
この自立支援と介護レクリエーションの関係性とは何か、それをひも解きながら介護レクリエーションの必要性や提供する側の役割について、社会福祉法人一期一会福祉会の渡邊先生にお話を伺いました。
皆さんは、そもそも「介護」とは何か一言で簡潔に説明できますか?
介護従事者であってもうまく説明ができない。それが「介護」と言われています。
そして人それぞれ、様々な解釈が存在するのが「介護」です。
しかしながら、その中で多くの方たちが説明する1つのワードとして「自立支援」が挙げられます。言葉として自立支援と言うのは簡単ですが、一体どういうことなのでしょうか?
まず「介護」とは「お世話」でしょうか?
これは間違いなく異なります。なぜなら「お世話」という言葉の前には、時として「大きな」が付くことがあるからです。いわゆる「大きなお世話」です。
大きなお世話とは、利用者さんが疾病などの理由でできないことがあった場合、頼まれていないのに、その全てをやってあげるということです。これではただのお節介や押し付けですよね。
では、介護とは何か。
私は「生活支援」だと思っています。「生活支援」の「生活」を英語では「LIFE」と言い表します。LIFEの意味は生活だけでなく、生命・人生も含みます。
要するに、生活支援とは「人生支援」なのです。
人にはそれぞれの人生があり歴史があります。高齢になるとともに、熟成されていく性格や価値観やこだわりがあります。それらを踏まえたうえで支援していくことこそが「介護」です。
そしてそれは「人生支援」だからこそ、身体的支援だけではなく精神的な支援も必要不可欠なはずだと考えています。
精神的な支援とは、夢・目標・生きがい・やりがい・意欲などを持っていただき、達成に向けてサポートすることです。まずは、それらをどうやって持っていただくか。そのひとつのツールとなるのが、介護レクリエーションではないでしょうか。
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