1

- クリスマスレクにぴったり!毛糸で作るポンポンツリー
- レクネタ:冬 2022.12.09
検 索とじる
注目記事
2025.09.19
皆さんは学生の頃、親や先生に勧められて「嫌だ!やりたくない!」と感じたにもかかわらず、友だちから勧められたら「やってみようかな?」と気持ちが変わった経験はありませんか?
実は高齢者も一緒。同じ状況の仲間から「あなたって〇〇が得意なのね!」「あなたのおかげで〇〇できたわ!」と認められると、さらに成長していきたいという欲求が生まれてくるものです。
高齢者の前向きな気持ちや成長したいという欲求は、スタッフだけでなく仲間とのかかわり、つまり集団レクを通じて作り出すことができます。
第1回で、本来の集団レクは「レク活動を通じて個人の社会性向上、地域社会とつながれるような発展性のある状態」を目指すこと。また、そこから生じるコミュニティが、高齢者にとって社会参加の場となるということをお伝えしました。
今回は、集団レクを通じて生まれた社会参加がもたらす「高齢者にとってのメリット」をご紹介します!
■メリット①:安心と希望が生まれる場所になる
同じような状況の人や同じ思いを持っている人がいる、とわかることで安心感と希望が湧いてきます。
(高齢者の気持ち)
・あの人、私と同じ状況だけど楽しそうだわ。
・私、ここにいていいのね。
・ここは私の時間、私の場所なのね!
■メリット②:自己認識の場となる
仲間との活動で他の人と同じことができると「安心」につながり、同じようにできることがあると知ることで「自信」につながります。
また、できることが増えると人の役に立ちたいという気持ちが生まれます。
(高齢者の気持ち)
・私もまだまだできるのね!
・これは得意だから任せて!
■メリット③:自分を表現できる場になる
介護が必要になると、他人にお願いしないとできないことが増え、自分の意思で自由に取り組めることが少なくなります。
仲間の前で自分を表現する場ができることで、開放感と達成感が生まれます。
(高齢者の気持ち)
・私の好きなようにやっていいのね!
・こうやってみるのはどうかしら?
■メリット④:体験を共有できる場となる
同じ活動を一緒に体験することによって、仲間意識が生まれコミュニケーションの促進になります。
(高齢者の気持ち)
・あの人と一緒に体験すると楽しいわ!
・このチームだから勝てたわ!
■メリット⑤:仲間と距離が縮まり、助け合いの場となる
活動を通してお互いを知ることで、関係性が強くなります。
自分を知り、仲間を知ることで助け合いながら活動を達成させていくことができます。
(高齢者の気持ち)
・これ、あなたの方が得意だから任せたわ!
・次は勝ちましょう!
■メリット⑥:情報交換の場になる
同じ境遇の人との会話によって、新しい情報を得る機会が増え、更に「もっと知りたい」と知識欲と成長欲求を刺激することになります。
(高齢者の気持ち)
・あら、それよさそうね!私もやってみようかしら。
・もっといい方法はないかしら?
このような前向きな気持ちが生まれれば、自然にレクへの参加意欲が芽生えたり、日頃からの周囲とのかかわり方も変わってきますよ♪
<関連記事>
・集団レクはなぜ大事?「集団活動」で個別支援!<第1回>
・集団レクはなぜ大事?「集団活動」で個別支援!<第3回>