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【特集】自立支援を意識したレクリエーション活動<第1回>

2023.02.06

「要介護になった人を、もう一度自立状態に引き戻すこと」を目的とした自立支援介護。リハビリや機能訓練も大切ですが、そこにはご本人の気持ちが大きく関わっています。


本人の意志に基づかず、身体機能の回復だけを目的とする支援になると、当事者のQOL向上に反するのでは?という懸念の声もあるほど。


QOLの向上も踏まえた自立支援介護には、本人の「やってみたい!」「次はこうしたい!」という前向きな意思や気持ちが不可欠です。介護レクリエーションを通して、その「気持ち」を引き出してみませんか?


■介護レク広場が考える「自立支援介護」

介護レク広場が考える自立支援介護は、高齢者が「楽しい」と感じる気持ちから自然と「生きがい」や「楽しむこと」に対して前向きになる支援をすることです。

高齢者の気持ちの自立を支援できるよう、心を動かすきっかけを作る方法としてレクリエーション活動を活用してみてはいかがでしょうか。

本特集では、日々のレクリエーション活動で「楽しい」を積み重ね、高齢者の自立を支援するポイントをお伝えしていきます。

■レクリエーションプログラムの流れ

「楽しい」と感じるポイントは人それぞれですが、

 

・人から褒められた(認められた)時

・自分の意志で主体的に関わっている時

・自由である(強制されていない)と感じた時

・創造的な活動をしている時

・達成感を感じた時

 

このような時に、「楽しさ」を感じることはありませんか?

レクリエーション活動の中で、こういった「楽しさ」が生まれるきっかけが作れるようにプログラムすることで、自然と自立支援に繋がっていきますよ。

 

 事前準備

材料を集めたり、小道具を作るなど下準備が必要な場合には、可能な限り参加者である高齢者の皆さんにも手伝っていただきましょう
レク活動に対する主体性や興味・関心が生まれやすくなります。


導入

いきなり歌を歌ったり作品づくりを始めてしまうと、その活動に興味のない方は前向きな気持ちで参加できません。
本番の内容の前に、参加者の気持ちを温めるための「アイスブレイク」を取り入れましょう。


本番

どんなレクリエーションにも様々な工程がありますが、そこで小さな成功体験を参加者1人ひとりに積んでいただきます。
「自分にもできた!」という経験が自信と楽しさに繋がっていきます。

 

締め編

最後には必ず次回の予告をして、次も参加したい!という気持ちを持っていただけるように締めくくりましょう。

  

2回、第3回では「音楽・体操レク」、「ゲームレク」、「クラフトレク」のケース別に、プログラムのポイントを紹介します。

 

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