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【特集】自立支援を意識したレクリエーション活動<第2回>

2023.02.06

■レクリエーションプログラム~音楽・体操レクの場合~

普段から音楽や体操のレクリエーション活動を行っている施設は多いのではないでしょうか?要介護度が高く、あまり感情が表に出ない方には、音楽や体操などで簡単に身体を動かせる活動がオススメです!

レク活動が強制的なものになってしまうと、楽しさは半減してしまいます。声を出すこと、身体を動かすことが何故大切なのかを伝え、まずは参加の意義を理解していただきましょう。

そして、その活動の中で小さな成功体験や達成感を積み重ねていくことで、「楽しい」活動に変わっていきますよ!

[プログラム作成のポイント]
①事前準備
あらかじめ参加者のレク活動に対しての関心度(普段から積極的に参加しているか)を把握しておきましょう。
②導入
声を出すこと、身体を動かすことでどのような効果があるのかをお伝えします。
③本番
大きな声で歌うこと、正しく身体を動かすことを強制しないようにしましょう。
歌おうとする気持ち、動かそうとしている気持ちを受容して、前向きな声かけをしましょう。
④締め編
最後に今回のレク活動で一番できた活動(一番盛り上がった歌や、上手にできた体操など)を繰り返し、達成感を感じていただきながら締めくくります。

■レクリエーションプログラム~ゲームレクの場合~

ゲームには様々な内容がありますが、共通して言えるポイントは「仲間に認められる機会を作れる」ことです。役割や活動の場がその方の生きがいとなり、精神的な自立の支援に繋がっていきます。

 

ゲームを通じて人と関わり、そこに役割が生まれてきます。社会活動の場が少なくなった高齢者に対し、施設のレク活動によって社会生活への自立支援を補うことができますよ。

 

[プログラム作成のポイント]
事前準備
レク活動への参加を拒まれる方には、審判役や点数をつけるなどの役割を提案し、運営のお手伝いをしていただけないか声をかけてみましょう。

導入
チーム内で協力しあえる関係を作れるよう、アイスブレイクでチームの仲を円滑にします。
本番
競争心を掻き立てることで、負けるくやしさ、勝つ喜びを感じていただきます。感情を豊かに表現できるよう、声かけなどで場を作っていきましょう。
締め編
仲間同士で勝利を喜びあったり、賞賛する時間を設けて締めくくります。


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