• HOME
  • 注目記事
  • 【特集】高齢者を「主役」にする介護レク<第2回>

注目記事

【特集】高齢者を「主役」にする介護レク<第2回>

2022.11.22

「自分自身が頑張って高齢者を楽しませてあげるレク」ではなく、「高齢者が主役になって楽しめるレク」。

第1回では、それが本来のレクリエーション(re-creation)であり大切なポイントであることをお伝えしました。

今回は、高齢者を「主役」にするために押さえておきたい心構えについて、お伝えいたします。

<第2回>高齢者を「主役」にするために―

高齢者を主役にするための心構え

次のコツを意識して接することで、レク活動のやり方にも変化がでるかもしれません。


まずは「主役は高齢者」ということを忘れず、次の行動にも意識してみてください。

■レク担当者がしゃべりすぎない

参加者に理解してもらおうと、長々と説明したりしていませんか?言葉よりも、実際に見ていただいたりやってみたりすることで、伝わることも多くありますよ。

分からなければ質問してもらうなど、双方向のやりとりが大切ですね。

■「主役」の意味を間違えない

「主役」といっても劇の主人公になっていただいたり、先生役をお願いしたりすることではありません。

もちろんこのような「主役」の在り方もありますが、ここでは高齢者が「主体」となりレク活動が成り立つことを意味します。レク活動を提供する側は、そのきっかけを作ったりレクを進行させるフォロー役となります。

 

■日々の会話に耳を傾ける

好きな人のことだったら、生まれや育ち、好きなものや家族のことなどたくさん知りたいですよね。

ぜひ、高齢者の皆さんに対しても同じように質問したり、返ってくる言葉に耳を傾けてください。それが、参加者1人ひとりが主役になるヒントになります。

■できないだろうと決めつけない

このゲームは難しすぎる、このクラフトは難易度が高い…と決めつけてしまっていませんか?

安全管理は大切ですが「できない」とフィルターをかけてしまったり、行き過ぎた支援はこちらの都合になります。総合的な判断力や経験による知識は、皆さんよりすぐれていることも多くあります。

それを披露するチャンスや自分自身で物事を達成させる楽しみを、奪ってしまわないように気を付けましょう。


関連記事

【特集】高齢者を「主役」にする介護レク<第1回>

【特集】高齢者を「主役」にする介護レク<第3回>



ページTOPへ